柏崎刈羽原発
柏崎刈羽原発

 東京電力は11月25日、柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。7号機の原子炉建屋内にある非常用ディーゼル発電機で油漏れがあったと発表した。発電機の作動に異常はなく「非常時対応に影響はない」としている。

 非常用発電機は、非常時に原子炉に冷却水を注ぐための電源となる装置。東電によると、11月22日に実施した毎月の定例試験で、1台の発電機の作動に異常がないことを確認し、停止操作に入ろうとしたところ、油漏れが見つかった。発電機を停止すると漏えいは止まった。...

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