オーシャンシステムが運営する業務スーパー紫竹山店。安さを売りにし、冷凍食品も充実させている=11月29日、新潟市中央区
オーシャンシステムが運営する業務スーパー紫竹山店。安さを売りにし、冷凍食品も充実させている=11月29日、新潟市中央区

 物価高や相次ぐ値上げで消費者の節約志向が広がり、新潟県内小売業の業績や戦略に影響を及ぼしている。割安感が売りの「業務スーパー」をフランチャイズ運営するオーシャンシステム(三条市)は、11月に発表した9月の中間決算で過去最高の売上高を記録。コメリ(新潟市南区)やイオンリテール北陸信越カンパニー(新潟市中央区)では戦略的な値下げが行われ、顧客取り込みへ競争が過熱している。

 オーシャンシステムは、食品スーパーのチャレンジャーに加え、神戸物産(兵庫県)の業務スーパーをフランチャイズ運営し、グループで県内外に約120店を展開している。

 業務スーパーの特徴は冷凍食品の充実にある。1キロ入りの鶏の唐揚げは...

残り884文字(全文:1184文字)