
新潟県内9信用金庫・8信用組合の2024年9月中間決算が出そろった。半数を超える7信金4信組で、本業のもうけを示すコア業務純益が前年同期から減った。日銀の政策金利引き上げに伴う預金利息の支払いや、人件費、物件費の増加などが下押し要因となった。純損益は全ての信金、信組が黒字で、5信金が増益、3信組が増益や黒字転換だった。
県内信金最大手の三条信金は、コア業務純益が前年同期比5・0%減の17億500万円だった。人件費などの経費のほか、預金利息の増加が要因だ。
日銀は今年3月にマイナス金利政策を解除し、7月に追加利上げを決めた。三条信金はその都度、預金金利を引き上げた。貸出金利の基準となる短期プラ...
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