
能登半島地震の被災地で活動する新潟市水道局の職員ら=2024年1月、石川県七尾市(新潟市水道局提供)
2024年に石川県能登地方を襲った地震と豪雨を受け、水道被害の復旧に向けて新潟市水道局が行ってきた大規模な職員派遣が終了した。人数は阪神淡路大震災以降最多となる延べ1701人に上った。過去の被災地派遣で得た経験値を生かし、命に直結するライフラインの復旧へ尽力した職員は「新潟の技術を被災地の役に立てることができた」と振り返った。
新潟市水道局は1995年の阪神大震災以降、中越地震や中越沖地震、東日本大震災などの大規模災害時に、日本水道協会の要請を受けて職員を被災地に派遣してきた。これまでの最多人...
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