クラフトツアーの発着点となるギャラリーで、燕三条の製品を説明する横山裕久さん(中央)=三条市西四日町1
クラフトツアーの発着点となるギャラリーで、燕三条の製品を説明する横山裕久さん(中央)=三条市西四日町1

 新潟県の燕三条地域を自転車で巡り、ものづくりを体験できる外国人向けの少人数制ツアーを、三条市の企業「KRaft(クラフト)」が12月から本格実施している。日常の風景や職人との触れ合いなど「ガイドブックにない一点物の旅」を提供するのがモットーだ。

 クラフトは2024年4月設立で、元三条市職員の横山裕久さん(33)が社長を務める。燕三条のものづくりの魅力や価値を広める「伝え手」が不足していると捉え、自分たちで担うべく活動を始めた。

 事業の柱は、主に外国人を対象とし、参加者を数人に絞った「クラフトツアー」だ。フライパン作りの近藤製作所(三条市)などの協力により、希望者は職人に教わって製品を作ること...

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