
新潟県三条市のさんしん地域経済研究所(三条信用金庫)は、2024年11月の三条・燕地区産業経済動向をまとめた。国内市場が低迷する中、海外進出に向けた展示会への出展や商品開発を行う企業が増えている。人手不足対策のため賃上げしてきたが、実質賃金はマイナスで消費者の節約志向は根強く、消費に勢いが感じられない。
金物卸は冬物の動きが鈍く、建築金具の需要も低い。金属加工は建築関連や順調だったトラック部品に落ち着きが見られるなど全体的に受注が減少。利器工匠具は海外向けが引き続き堅調だ。プラスチック製品は生活雑貨や半導体関連に動きがあり、防災関連も堅調で前年比売上高はプラス圏を維持した。
金型は受注不足。...
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