
アプリ「りゅーとLink」の画面イメージ
新潟交通(新潟市中央区)は、バスのICカード乗車券「りゅーと」と連携したアプリ「りゅーとLink」を実験的に始めた。アプリ内のキャンペーンへの参加を呼びかけ、バス利用促進のほか、利用者の行動傾向などを可視化し、より詳細な利用者データを収集する。データは商業施設の集客やターゲットを絞った広告などへの活用が想定され、運賃外収入につなげる狙いだ。
新潟交通の路線バスなど運輸部門では、運転手不足に加えて人口減少の問題もあり、事業の将来性を見据えて運賃以外の収益源の確保を急いでいる。
着目したのがバス利用者のデータだ。ICカード「りゅーと」では、乗り降りしたバス停を基にした移動データを取得できる。さらにデータの価値を高めようと、利用者の属性の分析に向けて2024年12月、アプリをリリースした。
アプリは、...
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