新潟県庁
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 赤字を抱え危機に陥っている新潟県立病院の経営状況について、2025年度は運転資金に当たる内部留保資金の枯渇を回避できる見通しであることが1月16日、関係者への取材で分かった。経営改革が進み、24年度以降の収支が当初見込みから改善されたため。ただ、26年度末には資金が尽きる恐れがある。依然として危機は脱しておらず、さらなる改革が必要となる。

 県立13病院を所管する県病院局は昨年2月、2024年度当初予算で赤字額が過去最大の43億円となり、改革に着手しないと内部留保資金が25年度末に枯渇する見通しを示していた。

 経営改善のため県は2024年度、病院局に部局横断の「改革推進チーム」を組織し、診療報...

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