
妙高はねうま複業協同組合を卒業する佐藤則昭さん(中央)と魚地優輝さん(左)=妙高市役所
新潟県妙高市の事業者が設立した「妙高はねうま複業協同組合」から、移住者の職員2人が市内で就職や起業を果たし「卒業」した。組合は、移住者の仕事確保と人手不足の事業者支援を図り、移住者増につなげる狙いで設立されており、職員が就職、起業するのは初めて。組合関係者は「さらなる定住者増へ職員の受け入れを進めていきたい」と話している。
妙高はねうま複業協同組合は、過疎地で安定した雇用を創出する制度「特定地域づくり事業協同組合」に認定され、2023年6月に人材派遣を始めた。移住希望者を職員として受け入れ、繁忙期の異なる事業所へ3カ月ごとに派遣することで季節労働を通年労働に変えた。
組合に加盟しているのは農...
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