
商品化した魚に合うしょうゆなどを前に話すホンマの村岡興治さん(右)ら=新潟市西区山田
釣具店「フィッシャーズ」を展開する「ホンマ」(新潟市西区山田)が、食の分野に力を入れている。釣り好きの社員が魚に合うオリジナルのしょうゆや塩を開発。赤身、白身、イカなどそれぞれの魚の味を引き立てる複数の商品を造った。担当者は「釣った魚をおいしく食べるまでが釣りの醍醐味(だいごみ)」とアピールする。
ホンマは釣具店を県内や北陸地域などで運営。新分野に挑戦しようと、釣りと関連する食に着目。魚を食べる時のしょうゆ造りを2023年秋から始めた。
金沢市に店舗がある縁で、金沢市のしょうゆ産地である大野地域のメーカーから協力を得て、5種類を造った。赤身用は、トロの脂に負けないようにたまりじょうゆを混ぜ合わせた。釣り人に人気のあるイカ用は、イカの甘さを引き立てる塩味の調整に腐心した。カルパッチョソースも開発。試作品を30種類以上準備し、社内で味見を重ねて完成させた。
中心となって...
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