JR京都駅ビルなどを手がけた建築家の故・原広司さんが設計し、民泊施設「浮遊のいえ」となった旧北川邸=上越市大手町
JR京都駅ビルなどを手がけた建築家の故・原広司さんが設計し、民泊施設「浮遊のいえ」となった旧北川邸=上越市大手町

 JR京都駅ビルなどの設計で知られる建築家の故・原広司さんが設計した住宅が新潟県上越市大手町にある。10年間ほど空き家だったが、地元のまちづくり団体が取得し、民泊施設として再生し2月に本格的な営業を始めた。1棟貸しで最大4人まで宿泊可能。著名な建築家が手がけた建物でゆったりとした時間を過ごすことができる。

 再生されたのは、上越市出身のアートディレクター北川フラムさんの父で、良寛研究者の故・北川省一さんらが住んでいた住宅。原さんは省一さんの義理の息子に当たり、旧北川邸は1986年1月に建てられた。

 上越市のまちづくり団体「雁木(がんぎ)のまち再生」が2024年に建物を取得。団体と交流があり、原さ...

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