
リノベーションしてオープンするモデルハウス=新発田市新富町1
建物の設計・施工などを手がける樫内建設(新潟県新発田市緑町1)が、中古住宅のリノベーション分野に参入した。第1弾として、市内の純和風の空き家をモダンな北欧風に改築し、3月15日にモデルハウスとしてオープンする。これまでのノウハウを活用して、新築の3分の2程度にコストを抑え、快適な住環境を提供する。
樫内建設は1968年創業。13年に初代が始めた材木店が源流だ。事務所や倉庫の建築が主力だったが、2005年に住宅事業部を新設。4代目の樫内宏基さん(50)が13年に社長に就任し、「オークハウジング」として一般住宅の分野にも本格参入した。
15年には、新発田市新富町1にオークハウジングの設計スタジオを開設。スタジオでは北欧の食器類なども販売し「建物と家財の調和の取れた、住む人が満足する住環境の提供」をPRする。
第1弾としてフルリノベーションを手がけたのは、新発田市新富町1の、築38年の2階建ての空き家。約70坪の敷地に建てられ、四つの和室があった。それを柱や梁(はり)を残して解体。断熱や耐震工事を施した上で、リビングやファミリークローゼットなどを設けた現代風の建物に生まれ変わらせた。
モデルハウスとしての展示期間が終わった後、...
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