新潟大学のコーディネーターや研究者が解説した燕三条医工連携事業の説明会=三条市須頃1
新潟大学のコーディネーターや研究者が解説した燕三条医工連携事業の説明会=三条市須頃1

 工業・工学の技術を生かし新しい医療福祉製品を考案する「医工連携」を図ろうと2019年度から続いてきた「燕三条医工連携事業」が24年度末で終了する。この間、産学の枠を越えた、地域と大学との新たな関係性を築こうと、パイプ作りに役目を果たしてきた。最終の事業説明会が新潟県三条市須頃1の三条商工会議所で開かれ、新潟大学のコーディネーターや研究者を講師に産学連携の可能性を考えた。

 連携事業は産学連携への関心の高まりや、済生会新潟県央基幹病院(三条市上須頃)の24年3月の開院を見据えてスタート。3年計画で1回更新し、6年続けた。新潟大、三条商工会議所、三条工業会が共催し、大学の教職員による講演や、企業向...

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