今回の脳番地日記は、狭い家でもできて、脳が元気になる「ぱぴぷぺさんぽ」の話です。

 まず、できるだけ早口で、「ぱぴぷぺぽ」と言います。口先がうまく回らない人もいるかもしれません。次に、できるだけゆっくりと「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」と、遅口(おそくち)で言ってみてください。早口から遅口に変わると、口先だけではできずに、おなかに自然と力が入り、腹式呼吸になります。

 その後、もう一度、早口で「ぱぴぷぺぽ」と言ってみてください。今度は滑舌がよくなり、言いやすくなっていませんか。

 遅口ことばを取り入れることで、記憶が鮮明になり、各脳番地と連携が強くなります。脳の基礎体力がアップして、思考の持続性が増します。...

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