今回の脳番地日記は、先月、欧州を訪ねた話の続きです。

 フィンランドからチェコのプラハに移動した頃、ちょうどバチカンで次のローマ教皇を決めるコンクラーベが行われており、初めて米国出身のローマ教皇レオ14世が誕生したと、複数のテレビで速報されました。

 日本でのこのニュースの扱いは比較的少ないように感じましたが、私は米国のCNNや英国のBBC、中東のアルジャジーラなども見比べながら、テレビにくぎ付けになりました。

 このように多様な観点の情報やニュースに触れることは、脳番地が広く活性化し、自分とは違った人々や国々の捉え方を理解することにつながります。

 国連が1985年を国際青年年と定めた際、当時の教...

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