
新潟県庁
新潟県が県立がんセンター新潟病院(新潟市中央区)の1病棟37床を4月から削減することが3月19日、分かった。県立病院の経営改革の一環。利用実態に合わせて病床を減らし、稼働率の向上を図ると同時に、外来や治験などの機能を強化して収益向上を狙う。
がんセンターの病床数は9病棟404床。県病院局の資料によると、稼働率は7割程度にとどまる。2023年度決算は、併設のがん予防総合センターを含め純損益が2億4239万円の赤字だった。
近年は、がん化学治療が外来で行われる傾向にあり、外来化学療法室の機能を強化するため病床を削減した上で、外来への人員配置などを順次手厚くするもよう。
ほかに4月から、遺伝子情報...
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