
北東アジア経済発展国際会議で基調講演する黒田東彦・政策研究大学院大学特任教授=3月27日、新潟市中央区
北東アジアの経済交流拡大に向け、国内外の経済関係者や研究者らが議論する「北東アジア経済発展国際会議」が3月27日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた。前日銀総裁の黒田東彦・政策研究大学院大学特任教授が講演し、世界経済は好調だとした上で「トランプ米政権の政策がどのような影響を与えるか注視する必要がある」と指摘した。
会議は新潟県が主催し、オンラインを含め企業や行政の関係者ら約200人が参加。「不確実性が高まる世界でのアジアの経済発展」をテーマに意見を交わした。
「日本・アジア・世界経済の今後の展望」と題した講演で黒田氏は日本経済について「アベノミクスなどで賃金も上昇し、デフレから脱却して安定し...
残り234文字(全文:534文字)