
新潟県三条市のさんしん地域経済研究所(三条信用金庫)は、三条・燕地区の商工業者を対象とした2024年の景況アンケート結果をまとめた。自社の景況について「悪い」が「良い」を上回り、3年連続で景況感は悪化した。原材料費高などの価格転嫁は不十分で収益性の確保に苦慮。先行きの不透明感から、ことしの景気見通しも悪化を見込む事業所が増えた。
アンケートは2024年11〜12月、1298社を抽出し実施。963社が回答した。
24年の景況について「悪かった」「やや悪かった」は計49.8%で前年より1.9ポイント増え、「良かった」「やや良かった」は計22.8%で6.3ポイント減った。「悪い」が「良い」を27....
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