
参列者が戦没者の冥福を祈り、戦争を繰り返さない決意を新たにした越佐招魂社祭=新発田市西公園
旧陸軍歩兵第16連隊の戦没者ら日清、日露、太平洋戦争で犠牲となった1万4600柱を祭る新潟県の新発田市西公園で、慰霊の「越佐招魂社祭」が営まれた。遺族ら約150人が参列し、二度と戦争を起こさないことを誓った。
越佐招魂社奉賛会でつくる実行委員会が主催。過去2年は8月に開催したが、熱中症の危険を避けるため、今年は4月29日に行った。村上市の高橋邦芳市長や聖籠町の西脇道夫町長らも出席し、納骨堂の前で全員が黙とうした。慰霊式は仏事、神事の両方で執り行われた。
奉賛会の石井修会長(74)はあいさつで「平和と自由、豊かな生活は、尊い犠牲と遺族の努力のおかげ。先人を敬い、感謝を忘れてはならない」と話した...
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