前回の脳番地日記では、自分の才能の伸ばし方について触れました。自分の「欠点」と向き合いながら、大人も子どもも個性を開花させるというもので、拙著「子どもの脳は8タイプ 最新脳科学が教える才能の伸ばし方」(SB新書)に詳しく書きました。

 もう一つ、能力を発揮するために欠かせないこととして、自分の健康を長く良好に保つことが挙げられます。どんなに才能に恵まれても、その才能は、20代に開花することもあれば、70代にようやく成果となって現れることもあります。30代で物事がうまくいっても、50代で環境や事情が変わり継続できなければ不本意でしょう。

 私たちの体も脳も「細胞」でできています。全身のどこかの細胞の機嫌が悪くなれば、...

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