第四北越銀行を傘下に持つ第四北越フィナンシャルグループ(FG、新潟市中央区)と、群馬県を地盤とする群馬銀行(前橋市)が経営統合する方向で最終調整していることが23日、分かった。24日にも基本合意し発表する。2027年春を想定し、両行を共同持ち株会社の傘下に入れることを検討している。

 連結総資産を単純合算すると21兆円となり、統合が実現すれば、福岡銀を中心とする「ふくおかフィナンシャルグループ」、横浜銀などの「コンコルディア・フィナンシャルグループ」に次ぎ、地方銀行3位規模のグループが誕生する。

 第四北越FGと群馬銀は3月「経営統合を含めた経営戦略について検討している」と発表していた。

 新潟県を含む地方では人口減少が進み、地域経済の縮小が課題となっている。地方銀行を...

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