
第四北越フィナンシャルグループ(FG、新潟市中央区)が、群馬銀行(前橋市)と経営統合を含めた経営戦略について検討していることが3月17日、明らかになった。背景には「金利のある世界」への移行で競争が激化していることに加え、人口減少で地域経済が縮小する中、経営基盤を強化し関東方面で「稼ぐ力」を強化する狙いがあるとみられる。金融関係者からは「地銀再編は今後も続くのではないか」との声も聞かれる。
日銀は昨年3月、マイナス金利政策を解除し、昨年7月と今年1月に政策金利の追加引き上げを決めた。大手行を中心に貸出金利を引き上げており、顧客獲得競争が激化している。長期国...
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