
横正機業場が法人向け販売を始めた「ROSHA」のシルクインナーマスク
絹織物製造の横正機業場(よこしょうきぎょうじょう)(五泉市)が、マスクの内側に挟んで使う「シルクインナーマスク」の法人向け販売に乗り出した。夏の着物に用いる生地を使う同社のマスクは、肌荒れに悩む個人客に人気で、ウイルス禍後も需要が続く。医療関連に加え、食品などの分野に売り込み、和装以外の新たな収益の柱にしていきたい考えだ。
横正機業場は1900年創業。染めて加工する前の絹生地「白生地」の生産をメインにしてきたが、近年和装向けの需要は減少。和装にとどまらない用途で絹の魅力を伝えたいと、ストールなどにも力を入れてきた。
ウイルス禍の2020年5月、同社は...
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