
「平和の礎」追悼式で「平和の語り部」として当時を振り返った金井勲・県連合遺族会副会長=13日、新潟市中央区
太平洋戦争などで亡くなった県関係者の追悼式が13日、新潟市中央区の護国神社境内にある県戦没者慰霊碑「平和の礎」前で行われた。戦後80年の今年は、記憶を継承する取り組みとして遺族が体験を語る「平和の語り部」を新たに開始。参列した約70人は戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝え続けることを確認した。
平和の礎は、新潟県関係の軍人・軍属や在外邦人、内地戦災者を慰霊するため、1968年に県が建立した。県知事が会長を務める奉賛会が毎年6月に追悼式を実施している。
式では黙とうの後、花角英世知事が式辞。県連合遺族会の中山恭夫会長(89)=阿賀野市=は「国民の9割が戦後生まれとなり、先の大戦の記憶が薄れようとして...
残り372文字(全文:672文字)