大河津分水改修促進期成同盟会が北陸地方整備局に大河津分水路の抜本的な改修を求めた要望活動=新潟市中央区
大河津分水改修促進期成同盟会が北陸地方整備局に大河津分水路の抜本的な改修を求めた要望活動=新潟市中央区

 信濃川流域の7市町村と5土地改良区でつくる「大河津分水改修促進期成同盟会」は国土交通省北陸地方整備局に対し、越後平野の治水の要となる、大河津分水路の抜本的な改修を進めるよう要望した。

 大河津分水路は燕市大川津から長岡市寺泊までの約10キロに建設された人工河川で、1922年に通水した。河口に向かうにつれて川幅が狭まるため、水が流れにくく、水位が上昇しやすい。2038年度の完工を目指し、河口部の川幅を広げるなどの改修事業が進められている。

 要望活動は5月下旬、新潟市中央区の北陸地方整備局で行われた。期成同盟会の会員らが出席し、会長を務める中原八一新潟市長が要望書を提出。抜本的な改修事業の推進と、...

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