妙高市の戦没者追悼法要で焼香する参列者=26日、妙高市下町
妙高市の戦没者追悼法要で焼香する参列者=26日、妙高市下町

 太平洋戦争などで犠牲になった妙高市出身の1691人を追悼する法要が26日、妙高市下町の東本願寺新井別院で営まれた。戦後80年の節目として、祭壇に戦没者数と同じ1691羽の折り鶴を掲げ、参列した遺族ら約80人は恒久平和を願い、戦争の痛ましい記憶を語り継ぐことを誓った。

 戦没者の追悼法要は市社会福祉協議会が主催し、戦没者をまつった忠霊塔がある新井別院で毎年この時期に執り行われている。

 1691羽の鶴は、市遺族会が市内のボランティア団体と協力し、鎮魂や平和を願って作成した。

 法要で市社協の飯吉悟会長(75)は「戦没者の無念を思うと深い悲しみは尽きない。今日の平和は、戦火に散った多くの犠牲の上にある...

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