
棚田でコメ作りに挑戦しているアンドレアさん(手前)とトムさん=長岡市一之貝
長岡市栃尾地域の山あいにある棚田で、外国出身の2人の男性がコメ作りに励んでいる。棚田を耕す後継者が不足していく中、「棚田を守りたい」という一心で、初めての稲作に挑戦。周囲の助けを借りて、日々試行錯誤を重ねている。
コメ作りをしているのは、イタリア出身で長岡市在住のアンドレア・ポンテフィッソさん(33)と、米国出身で見附市在住のトム・ウォーさん(50)。共に新潟県出身の妻がおり、3年ほど前に日本に移住した。
2人が耕す棚田は、アイガモを使った無農薬農法でコメを育てていた多田克典さんが管理していた。アンドレアさんは、妻の実家が営む米穀店で自分が育てたコメを売りたいと考え昨年、多田さんに弟子入りし...
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