
研究室でマスク開発の歴史を振り返る笠井武さん=新潟市南区能登2
新潟市南区で白根仏壇を手がける伝統工芸士、笠井武さん(79)が粉じんの吸い込みを抑える防護マスクを開発した。約40年前、仏壇の下地塗りに化学塗料を使って体調を崩したことから研究してきた。市販のゴーグルとマスクを合体させてレンズが曇りにくい構造で特許を取得。軽さも特徴だ。インターネットで販売しており「工事現場などの作業者の安全確保に貢献したい」としている。
商品名は「ゴーグル・e・マスク」で、既製品の保護ゴーグルと防じんマスクを接着して一体化した。1本のバンドで...
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