
相馬御風が作詞し、直筆した高田陸軍病院の院歌。終戦時の院長、金川清さんの機転で廃棄が回避された
戦時中、上越市高田にあった高田陸軍病院の院歌を記した史料が、上越市立歴史博物館で19日に始まる企画展「戦後80年 上越と戦争の記憶」で展示される。院歌は糸魚川出身の歌人、相馬御風が作詞、直筆した。敗戦後、当時の金川清院長の機転で廃棄を免れ、親族が受け継いできた。戦後80年を前に博物館に寄贈され、初めて日の目を見る。
高田陸軍病院は1908(明治41)年、陸軍第13師団の駐屯とともに衛戍(えいじゅ)病院として創設され、38(昭和13)年に改称した。現在の...
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