
戦後80年を考える展示を準備する新潟大の大学院生ら=7月31日、新潟市中央区
新潟大学が所蔵する資料から戦後80年を考える企画展が、新潟市中央区の新潟大学旭町学術資料展示館で1日、始まった。歴史学専攻の学部生や大学院生が中心となって準備してきたもので、当時の学生生活などをリアルに伝える展示となっている。
企画展では、新潟大の前身である旧制新潟高校と旧制新潟医科大に関係する資料36点が並ぶ。講義の一環として、学部生33人と院生5人が「戦時の日常化」など六つのテーマを決め、展示内容を考えた。
現代社会文化研究科の院生は1930年代から40年代の学生に注目し、旧制新潟高校関係の文書を調査。4月に準備を始め、1人一つテーマを決めた。
「旧制新潟高校における戦時体制の確立」とし...
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