
サツマイモの生育状況を確認する農園ビギンの南雲信幸さん=小千谷市(長岡支社・中里一也)
米価高騰、コメ不足、増産への方針転換…。コメ生産を取り巻く環境が大きく変わる中、県内農家は経営戦略を再考しながら直接販売や農地集積、IT技術導入に取り組む。農政の大転換期にどのような「商流」を見据え、新たな「農のカタチ」を描こうとしているのか。小規模な個人農家から大規模な法人まで、経営規模別に現場の姿と課題をリポートする。(5回続きの2)
<1>個人経営の甚七(南魚沼市)首都圏などへニーズに応じた定期発送
スイカやメロンの収穫が終わり、畑ではサツマイモが育つ。水田では間もなく稲刈りが本格化する。コメに加え、野菜や果物など園芸も手がける小千谷市坪野の農業法人「農園ビギン」。年間を通じて次々に作業...
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