二十四節気の「処暑」を過ぎ、暦の上では暑さの峠を越した頃だが、依然として真夏日が続く。厳しい残暑をしのぐお供に、柏崎市内の老舗が提供する冷たいスイーツを紹介する。
◆甘味処餡庵「生クリームずんだ白玉」

枝豆の風味豊かなずんだあんと優しい甘さのホイップクリームが、もちもちの白玉に絡む。枝豆好きにはたまらない。東本町1の甘味処餡庵(あんあん)の「生クリームずんだ白玉」は、創業100年超のあんこ店が手がける限定スイーツだ。
餡庵を運営する「いろはや製餡(あん)所」は、市内の菓子店などに生あんを卸しており、1919年ごろには営業していた記録があるという。
あんに使うのは、地元産の枝豆。さやに傷があるなどの規格外品を生かす。柏崎市矢田の農産物生産・販売「大日」から提供を受け、粗くつぶした枝豆を、白あんとブレンド。生クリームによく絡む滑らかなずんだあんに仕上げた。
餡庵は地元の農産物にこだわり、秋にはイチジクやサツマイモを使ったメニューも提供する。小田剛志社長(53)は「今後もあんこに合う食材があれば、試したい」と話した。
■甘味処餡庵 生クリームずんだ白玉は800円(テイクアウト530円)。9月末ごろまで提供。日曜定休。午前10時〜午後6時。0257(22)3090。
◆米と餡あやこや「グラデーションクリームソーダ」

赤と青、緑と黄色、赤と黄色…。グラスの中にできた2色の層が美しい。...
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