
農林水産省は29日、2025年産主食用米の全国の作柄概況(8月15日時点)を発表した。単位面積当たりの収量は前年比で「上回る」と「やや上回る」が13府県、「前年並み」が本県を含む29都道府県と予測。生産状況はおおむね良好だと分析した。岩手と宮城、秋田の東北3県と千葉県は「やや下回る」だった。「下回る」はなかった。
農水省は7月、25年産米は作付面積が前年に比べ約10万ヘクタール拡大する見通しだと公表。作柄が平年並みであれば、玄米ベースの生産量は前年比56万トン増の735万トン程度を確保できるとみる。向こう1年の需要に大きな変動がなければ価格高騰の原因となった供給不足は解消されそうだ。
本県は前年比99〜101%相当を示す「前年並み」だった。...
残り1633文字(全文:1958文字)
























