生成AIで作成した文案を基に答弁する相模原市の本村賢太郎市長
 生成AIで作成した文案を基に答弁する相模原市の本村賢太郎市長
相模原市議会で、生成AIで文案を作成し答弁する本村賢太郎市長
生成AIで答弁を作成する相模原市の本村賢太郎市長(中央)ら
コメを受け取る親子
品川区の森沢恭子区長

 人工知能(AI)の活用が身の回りのさまざまな分野で進んでいる。議会答弁をAIに作成させているほか、住民のアンケートをAIが短時間でまとめることもできる。政治の世界にも確実にAI変革の波が押し寄せている。

 企業や自治体の中には、長時間にわたる単純な仕事や、膨大な量の書類を扱う作業をAIに代替させようとする取り組みが多く見られる。議会、行政の分野での取り組み例を紹介する。(共同通信=沢野林太郎)

【議会編】AIを議会答弁に本格導入(相模原市)

 相模原市は2024年6月の議会から、市長答弁の文案作成に生成AIを本格的に導入した。AIに市議から通告された質問文を入力すると、瞬時に答弁の原案を作成。職員...

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