
新潟市役所
新潟市議会は11日、9月定例会の本会議を開き、3人が一般質問した。能登半島地震2024年1月1日午後4時10分ごろに発生した石川県能登地方を震源とする地震。逆断層型で、マグニチュード(M)7.6と推定される。石川県輪島市と志賀町で震度7を記録し、北海道から九州にかけて揺れを観測した。気象庁は大津波警報を発表し、沿岸部に津波が襲来した。を受け、市が西、江南両区で進める液状化水分を多く含んだ砂質の地盤が、地震による強い揺れで液体のように流動化する現象。地表に水や砂が噴出したり、地盤が沈下したりする。土管やマンホールが浮き上がることもある。埋め立て地や干拓地など、緩い砂質で地下水位が高い場所で起こりやすい。条件を満たせば内陸でも発生する。1964年の新潟地震では橋や鉄筋コンクリートの建物といった大型構造物が崩れ、対策工法の開発が進むきっかけになった。阪神大震災や東日本大震災でも発生した。対策事業を巡り、全地権者の同意を求める姿勢を崩さず、事業実施への被災者の不安が高まっていることに対し、鈴木浩信都市政策部長は市が地域に出向き、個々の反対理由を聞いた上で対応を検討する意向を示した。
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