カメラの画像から人工知能(AI)がクマを検知する様子=石川県小松市(小松市提供)
 カメラの画像から人工知能(AI)がクマを検知する様子=石川県小松市(小松市提供)
 AI予測による劣化度で色分けされた水道管の地図(フラクタ提供)
 水道管の劣化度予測AIのイメージ
 水道管を敷設する作業員=長野市(長野県提供)
 人工知能(AI)でクマを監視するため、設置したカメラを調整する石川県小松市職員
 AIでクマの出没を監視するイメージ
 AIを使って落とし物を捜すサービスの問い合わせ画面(ファインド提供)
 AIを使って落とし物を捜すサービスの問い合わせ画面(ファインド提供)

 人工知能(AI)の活用が身の回りのさまざまな分野で進んでいる。老朽化した水道管の漏水調査や、クマの出没の監視もAIがしてくれる。落とし物もAIが簡単に探してくれる。(共同通信=沢野林太郎)

【インフラ】AIと人工衛星で水道管の漏水調査(石川県輪島市など)

 石川県輪島市は2024年11月、人工衛星の画像データをAIに解析させ、市内に埋設している水道管の漏水箇所を見つけ出す調査をすると決めた。能登半島地震で損傷した水道管の漏水は多数あるとみられ、先端技術を活用し修復を急ぐ。水道管の効率的な交換に役立ち工事費の抑制につながる。

 衛星から地表にマイクロ波を照射すると水道水は特有の反射波を返す。水道水は...

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