
商業地で最高額となったJR新潟駅前の新潟市中央区東大通
16日に県が発表した2025年の基準地価は、2年ぶりに下落幅が縮小した。地価の上昇地点は全530地点中92地点で前年から4地点増加した。上昇地点のおよそ4分の3が新潟市内だった。住宅地、商業地では上昇率、価格上位ともにほぼ新潟市中央区が占めた。ただ、新潟市以外では旧来の商店街を中心に下落傾向は顕著だ。一部のリゾート地では上昇が見られたが、都市部と農村部の二極化の拡大は総じて歯止めがかからない状況だ。
【全用途平均】28市町村で下落した。県全体の変動率はマイナス0・9%で下落幅は前年比0・1ポイント縮小した。新潟市はプラス0・6%で上げ幅は0・1ポイント上昇。上昇は5年連続となった。聖籠町は0...
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