
 体外受精の作業のイメージ(写真は本文とは関係ありません)(日本産科婦人科学会提供)
    結婚しないことを決めた「選択的シングル」の中に第三者から提供を受けた精子で妊娠し母になった人がいる。子どもを望むものの、男性不信だったり、性的虐待を受けたりするなど、さまざまな事情を抱える女性たち。日本では法的な整理がされていない海外の精子バンクを利用するケースもある。
「精子提供は希望の光だった」。東京都内に住む女性(43)は、海外の精子バンクを利用し昨年、体外受精を経て出産した。20代で結婚したが、夫のモラハラに悩み離婚。再婚も考えたが、男性への苦手意識が拭い切れず、結婚や恋愛に踏み出せない。
いつか子どもを持ちたいと卵子凍結をしたが、年齢を重ねるにつれ、焦りで精神的にも追い込まれた。
...
残り742文字(全文:1042文字)

 
    























