
トラブル隠しを巡り、経済産業省原子力安全・保安院(当時)の立ち入り検査を受ける柏崎刈羽原発=2002年9月
東京電力柏崎刈羽原発の約14年ぶりの再稼働が近づいている。半世紀以上前に誘致されて以来、その存在は、絶えず地域に「推進」と「反対」の議論を巻き起こしてきた。柏崎商工会議所の元専務理事で推進の旗振り役を務めた内藤信寛(85)、原発反対を掲げる柏崎地区労働組合会議の元議長で先頭に立った佐藤正幸(81)の両者の話から、建設当時や東電福島第1原発事故など、50年以上に及ぶ地域と原発の歩みを振り返る。(敬称略)
<5>政府推進「プルサーマル計画」に揺れた地元…刈羽村で住民投票、上がった“勝ちどき”
2002年8月、原発や東京電力への信頼を失墜させる「トラブル隠し」が発覚した。東電が柏崎刈羽原発などの設備でひび割れなどを見つけながら、組織的に隠蔽(いんぺい)していた。
きっかけは内部告発だった。...
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