インタビューに答える明治大教授の野澤千絵さん
 インタビューに答える明治大教授の野澤千絵さん
 インタビューに答える明治大教授の野澤千絵さん
 インタビューに答える明治大教授の野澤千絵さん
 草木が生い茂っていた空き家跡を示す浜本栄二氏。今は隣家の畑として利用されている=和歌山県田辺市
 草木が生い茂っていた空き家。家屋は解体され隣家に売却された=2016年9月(田辺市提供)

 総務省の2023年の調査によると、居住目的のない空き家は全国で約385万戸に上り、その数は増加傾向にある。都市政策と住宅政策を専門とし、政府や自治体の検討会議のメンバーも務める明治大学の野澤千絵教授に対策を聞いた。(文・久江雅彦、写真・堀誠)

 ―空き家対策は現状に追い付いているか。

 「追い付いているとは言い難い。新築住宅の総数も上がっているため、空き家の比率でみると横ばいだが、空き家の数そのものは右肩上がりに増えている。日本では団塊の世代の持ち家率がとても高く、今後その相続が発生して、さらに空き家が増えていく可能性が非常に高い。このため、行政は早急に対応しなければならない」

 ―これまで政府や...

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