
羊を誘導する辻井豪佑さん=2024年7月、北海道七飯町
北海道大の大学院生が、規格外などの理由で使われず廃棄されるコンブを羊の餌にして、漁師と畜産農家双方の費用負担を軽減する取り組みを進めている。コンブを与えると羊肉のうまみが増し、羊の貧血を引き起こす寄生虫を減らす可能性も約3年の研究で確認された。安全でおいしい羊肉の生産に向け、コンブ飼料の量産化も計画中だ。
同大院水産科学院の辻井豪佑さん(25)は2022年、サークル活動で訪れた羊の畜産農家から「コンブを与え続けたら、羊の貧血が改善した」と聞いたのをきっかけに、コンブの効能に着目。以前から、食用に向かないコンブの一部を漁師が経費をかけて廃棄せざるを得ない現状に問題意識があり、未利用部分の活用に...
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