「おやこのこや」でくつろぐ親子とオーナーの野沢まどかさん(右手前)=1月、北海道芽室町
 「おやこのこや」でくつろぐ親子とオーナーの野沢まどかさん(右手前)=1月、北海道芽室町
 モデルとなった漫画「かねもと『よなきごや』(マイナビ子育て)より」
 モデルとなった漫画の一場面「かねもと『よなきごや』(マイナビ子育て)より」

 子どもの夜泣きが続いても人に頼れず孤独に悩む母親のために、深夜に親子で駆け込めて朝まで過ごせる「夜泣きカフェ」を開く動きが各地で起きている。9年前にウェブ上で公開された漫画で示された「よなきごや」のアイデアが共感を集め、数年越しで形に。作者は「実現は難しいと思っていた。立ち上がってくれる人がいることは心強い」と喜ぶ。

 1月のある日、北海道芽室町の駅前のフレンチトースト専門店では、定休日の午後9時過ぎなのに、窓から薄明かりが漏れていた。「わぁ、立った。すごいね」。中をのぞくと、部屋着姿の親子がくつろいでいた。

 昨年10月から、日曜午後9時~翌午前6時の間は、夜泣きに悩む母親らに店内を無料で開放...

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