死亡したアブドルラフマンさんの写真を見せるマナル・イブラヒムさん=3月31日、ガザ地区中部デールバラハ(共同)
 死亡したアブドルラフマンさんの写真を見せるマナル・イブラヒムさん=3月31日、ガザ地区中部デールバラハ(共同)
 ガザ地区中部デールバラハのテントが密集する地域で避難生活を送る子どもたち=3月31日(共同)
 ガザ地区中部デールバラハのテント密集地で避難生活を送る子どもたち=3月31日(共同)
 ガザ地区中部デールバラハで取材に応じたマナル・イブラヒムさん=3月31日(共同)

 パレスチナ自治区ガザで昨年10月の停戦発効後もイスラエル軍の攻撃が続き、停戦半年の10日までの死者は730人を超えた。避難テントへの攻撃で息子を失ったばかりの母親は「なぜ今も殺されなければならないのか」と、無力感にうちのめされていた。イラン情勢を背景にイスラエルはガザの検問所を封鎖、物価は高騰した。住民の窮状が続く。

 3月31日、ガザ中部デールバラハの避難テントが密集する地域。日没とともにビニールのテント内は冷え込み、電灯代わりのスマートフォンの光があちこちで輝く。その中でマナル・イブラヒムさん(44)は死亡した次男アブドルラフマンさん(22)の写真をまた見つめていた。

 アブドルラフマンさん...

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