
スモルトが開発した大型のサクラマスを抱える上野賢社長(同社提供)
地球温暖化が進み、海水温の上昇が一因とみられる養殖魚介類の被害が各地で相次いでいる。そこで注目されるのが、本来の成育適温より高温でも育つように改良した高温耐性品種だ。普及すれば養殖業者を救うだけでなく、水産資源の回復や食文化の保護にもつながるとして、研究者は開発に力を入れている。
▽大学発
宮崎県延岡市のJR延岡駅から南西に約5キロの川沿いに、宮崎大発のベンチャー企業で、養殖魚の開発や販売を手がける「Smolt(スモルト)」が管理する屋外の陸上養殖施設がある。水槽の中を悠然と泳ぐのは、高水温に強いサクラマスだ。上野賢社長(30)は「快適な飼育環境を保つよう、こだわって育てた。見た目のきれいさも特...
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