
米インタールーンが開発を進める月面表土採掘機(同社提供・共同)
「宇宙産業のシリコンバレー」と呼ばれる米西部シアトルが月面開発の一大拠点となっている。100以上の宇宙開発大手やベンチャーが集結。月滞在や金の150倍の価値とされる希少資源獲得を目指し、しのぎを削る。米政府の国際月探査アルテミス計画も背景に「月推し」機運は高い。官民挙げた新フロンティア開拓の精神に満ち、ゴールドラッシュさながらの熱気に包まれている。
「月には市場価格で2京ドル(約320京円)のヘリウム3が存在する。われわれが採掘するのはこれだ」。シアトルに拠点を置く宇宙ベンチャー、インタールーンのギャリー・ライ最高技術責任者(CTO)は3月下旬、記者会見で強調した。
ヘリウム3は次世代の核融合発...
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