
大阪公立大整形外科の玉井孝司講師(左)と岩前真由病院講師=大阪市阿倍野区
高齢者の転倒や骨折は要介護や寝たきりにつながりやすい。その要因は、筋力の低下やバランス感覚の衰え、めまいや骨粗しょう症などさまざまだ。中でも、複数の薬を同時に服用する「多剤併用」と「意図しない体重減少」が主な要因であることを大規模調査で特定したと、大阪公立大のチームが発表した。転倒を恐れて体を動かすことを控える必要性はないことも明らかになった。
▽急に弱った母親
大阪市内で1人暮らしのA子さん(78)は、自宅玄関でつまずいて転倒し、腰の背骨の圧迫骨折と診断された。手術は行わず、コルセットと鎮痛薬で痛みは徐々に軽くなっていった。
しかし、外出頻度は低下し、週3回の買い物を長女に頼むことが多くなった。...
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