赤褐色の屋根の街並みが美しいドウロ川沿いを妻ケーティー(左)と散策するジンム・スタドン。緩やかに時が流れ、2人は穏やかな笑顔を見せた=2026年4月、ポルトガル・ポルト(撮影・沢田博之、共同)
 赤褐色の屋根の街並みが美しいドウロ川沿いを妻ケーティー(左)と散策するジンム・スタドン。緩やかに時が流れ、2人は穏やかな笑顔を見せた=2026年4月、ポルトガル・ポルト(撮影・沢田博之、共同)
 ポルトガル・ポルトの自宅でインタビューに応じるジンム・スタドン。オンラインのパソコン作業に特化したシンプルな仕事部屋だった=2026年4月(撮影・沢田博之、共同)

 暖かな赤褐色の屋根がドウロ川の段丘沿いに映える。ポルトガルが栄華を誇った15世紀の大航海時代をしのばせるポルトの歴史地区。そのすぐ近くに立つ4階建て集合住宅の狭い一室で、米国人デジタルクリエーター、ジンム・スタドン(38)がモニター越しに同僚に指示を出していた。

 「超緊急案件だからダブルチェックして。必要なら私もいつでも加わって対応できる」。向こう側は、大西洋を挟み約5千キロ離れた米東部マサチューセッツ州スプリングフィールド。通常5時間の時差がある。

 「デジタルノマド」。パソコンとオンライン環境を武器に、国境を越えてリモートで働くジンムらはそう呼ばれる。ノマドは英語で遊牧民や放浪者。現代世界に「...

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