研究用原子炉「KUR」(京都大複合原子力科学研究所提供)
 研究用原子炉「KUR」(京都大複合原子力科学研究所提供)
 国内の研究炉

 京都大の研究用原子炉「KUR」が4月、最後の運転を終えました。国内では近年、老朽化などで研究炉の廃止が相次いでおり、原子力関連の研究開発や人材育成への影響が懸念されています。

 Q KUR?

 A 京都大が大阪府熊取町に設置した原子炉です。発生する熱エネルギーは5千キロワットと、国内の大学が保有する原子炉では最大でした。1964年に運転を開始し、全国の大学・研究機関の共同利用施設として60年以上も物理学や化学、工学、医学など幅広い分野の実験研究を支えました。

 Q どんな研究?

 A 核分裂で発生する中性子を照射し、がん細胞だけを破壊する治療法の臨床研究に貢献しました。日本の探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから...

残り423文字(全文:721文字)