当時の写真を示しながら長岡空襲について解説した市民向け講座=長岡市城内町2の長岡戦災資料館
当時の写真を示しながら長岡空襲について解説した市民向け講座=長岡市城内町2の長岡戦災資料館

 1945年8月1日の長岡空襲について学ぶ市民向け講座が、新潟県長岡市城内町2の長岡戦災資料館で開かれた。資料館アドバイザーの星貴さん(62)が、渡米して集めた資料などを基に、米軍側の意図や背景を踏まえて解説。参加した約20人が理解を深めた。

 長岡空襲では、45年7月20日に左近町に投下された模擬原爆の被害を含め、判明しているだけで1488人が犠牲になった。7月16日にあった講座は長岡空襲の事実を広く伝えようと、市が毎年開いている。

 星さんは、米軍は45年3月の東京大空襲以降、住宅地を標的にし、長岡には焼夷(しょうい)弾16万3千発余りを投下したと説明。空襲前後の市街地の航空写真を示し、「当時...

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