
戦災の犠牲者に祈りをささげた平和祈念式典=1日、長岡市のアオーレ長岡
1945年8月1日、新潟県長岡市中心部を16万発以上の焼夷(しょうい)弾が襲った。火の海となった街を人々は逃げ回り、市街地の約8割が焼失した。前月の模擬原爆投下と合わせ、分かっているだけで1488人が犠牲になった。
長岡空襲から77年となった1日、中心部を流れる柿川や大勢が亡くなった防空壕(ごう)があった平潟神社など、市内各地で戦災の犠牲者を慰霊する行事が催された。ロシアによるウクライナ侵攻など世界で戦火が続く今、市民は犠牲者に祈りをささげ、平和を願った。
◆体験者ら250人が祈り・平和祈念式典
アオーレ長岡では、長岡空襲の犠牲者らを追悼する市主催の平和祈念式典が開かれ、遺族や空襲体験者ら約250人が参加した。空襲で亡くなった人の...
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